コラム

第5回全国和菓子甲子園

 

 平成26年8月22日(金)大阪あべの 辻製菓専門学校様の校舎をお借りし、第5回全国和菓子甲子園を開催いたしました。
 高校生に和菓子に触れ合っていただく目的として開催された大会です。
 第5回目となるこの大会をより多くの高校生に知っていただきたいという思いから、近畿一円703校、過去の出場校、パティシエ科のある高校へ募集案内を封書で送り、また今回は、クラウドファンディングというインターネット上で、この和菓子甲子園に興味を持ち、高校生がチャレンジすることを応援したいと思っていただいた、一般の方からご協力を願いました。その一部を使い全国の私立の高等学校へ1111通(近畿一円除く)はがきで募集案内を送りました。
 その結果、過去最多の82作品の応募があり平成26年7月12日(金)大阪府生菓子協同組合二階にて選考委員のみ入室で厳正に一次審査を行い12作品に決定し選出いたしました。
 第5回のテーマとして「お米と豆を使った和菓子」と決めました。
 和菓子にとってお米とは、お餅やお団子といった様々な商品に使われる食材で、豆は、あんこや鹿の子豆など和菓子とは切っても切れない食材でございます。 この様な食材を用い、高校生に和菓子に触れていただき、和菓子を作る楽しさ、難しさを感じ作品を仕上げていただきたくこのテーマにいたしました。
 いよいよ大会当日、朝9時ごろから続々と書類選考で一次審査を通過した12組の高校生が集まり緊張感がたかまってまいりました。
 また、大阪府太子町からは、和菓子親善大使のたいし君も応援に駆け付けていただきました。高校生の緊張した雰囲気を和ませてくれる活躍をしていただきました。
 開会式の前に集まった学生達は、クラブ員達と作業台や道具の使い方などを確認しあい準備をすすめ、普段の場所や道具とは違い、いつも以上に準備を慎重に行っていました。また、高校生達にとっては、熟練された菓子職人達に直接指導してもらえる貴重な時間でもありました。
 いよいよ開会式!!
 白衣やエプロンに着替えた高校生達は、それぞれの持ち場に整列し真剣なまなざしで、今かいまかと待ちわびている様子でした。大会主催者である出口幹事長の挨拶後に、選手宣誓を三重県立相可高校 前納知佳さん 山口凪紗さんに行っていただきました。
 高校生らしい爽やかな選手宣誓でした。
 いよいよ実技審査がはじまり、制限時間1時間45分。 審査の配点は、製品力10点、表現力10点、ネーミング10点、技術力10点、プレゼンテーション10点の計50点満点の減点方式で行いました。 また、クラウドファンディングの方にも一般審査員とし審査をしていただきました。
 何度も練習してきた成果や、プロ顔負けの手際の良さで作品をどんどん仕上げていきました。 大理石の作業台や業務用オーブンなど、道具に戸惑いながらも初挑戦し性能の良さに驚きながら、普段以上の出来栄えを発揮しておりました。
 そして、すべての組が作業を完了させディスプレイ用のお皿を選んで作品を展示し休憩時間をはさんで午後からそれぞれの作品に対する思いを審査員の前でプレゼンテーションを行いました。
 審査委員長 西尾智司様をはじめ、辻製菓専門学校の仲先生、裏千家茶道の阪本宗明様、神戸生菓子経営研究会の会長下川健二様、京菓子協同組合青年部の部長加藤達也様、当クラブ出口幹事長の6名と、一般審査員2名を含む計8名で審査委員を務めていただきました。
 すべての審査が終了し、集計の結果、非常に僅差になりましたが順位が決定し、表彰式に移りました。

 第5回 全国和菓子甲子園 グランプリ受賞は  三重県立 相可高等学校 前納知佳さん 山口凪紗さんの作品「伊勢から江戸へ~栗と餡~」が選ばれました。

 作品名 学校名
グランプリ 伊勢から江戸へ~栗と餡~ 三重県立相可高等学校 前納 知佳 山口 凪紗
 金賞 竹栗物語 滋賀県立大津高等学校 中江 実紅 井上 恭代
 銀賞 新涼団子 三重県立相可高等学校 藤田 凱斗 前川 桃子
 銀賞 菊華もち 大阪市立咲くやこの花高等学校 西林 遥奈 西岡 知衣子
 銅賞 炭夏(タンカ)~夏の贈り物~ 私立飯塚高等学校 稲葉 美沙紀 鎌田 春菜
 銅賞 餅餅ほうじ茶ん 私立鹿児島城西高等学校 吉田 映理 丸尾 華代
 銅賞 まちゃろん 大阪府立清水谷高等学校 渡辺 京佳 宮本 千聖
奨励賞 シベリアの夏 群馬県立勢多農林高等学校 岩田 成美 岩佐 美来
奨励賞 白雪姫とかぐや姫 私立太成学院大学高等学校 池 菜摘美 松尾 明紀
奨励賞 カワイすぎてくまっちゃう 私立関西大学第一高等学校 木浦 利菜 松本 菜緒
奨励賞 ほおずき市 私立上宮高等学校 花田 帆夏 西田 海咲
奨励賞 吉野の春 奈良県立吉野高等学校 古崎 虹次 柳沢 美津樹

 すべての受賞者が決定し表彰式が終わり、閉会式では審査委員長西尾智司様から大会の講評をいただきました。
 和菓子業界者では思いつかないような奇抜なアイディアや、限られた知識の中で色々な工夫がみられた点など主催者側も非常に勉強になる大会でした。
 戦いが終わったあとは、和菓子を愛する仲間として和やかに記念撮影を行い、それぞれの作品を試食しあい親交を深めました。
 最後に、御後援いただきました辻製菓専門学校様、協賛いただき別記させていただきました企業各社様、クラウドファンディングでご協力いただきました皆様、大会に応募して下さった学生の皆様、応募にご協力いただきました学校関係者の皆様、本当にありがとうございました。
 我々も高校生に負けないように日々精進し、伝統を継承しつつ、新たな挑戦を続けていかなければいけないと感じる事ができた良い大会となりました。
 来年以降も、より一層御注目いただける大会にすべくクラブ員一同、努力していく所存でございます。


 協賛企業様一覧 (敬称略、順不同)
阪神製菓原料卸商業組合、中井機械工業株式会社、株式会社堀九来堂、 福間製餡株式会社、有限会社渡邊、株式会社ニュートラル、 おかのでれくしょん、株式会社モリモト、日本紙器株式会社、株式会社カシワラ、 株式会社丸大、有限会社ナニワ容器店、株式会社梅若、 株式会社上野忠、  奥崎商事株式会社、フクイショーテン、伊那食品工業株式会社




NHK取材風景

 
  関西大学第一高等学校

 
  咲くやこの花高等学校

 
  吉野高校

開会式

 
 

選手宣誓

 
 

大会風景

     
     
     

プレゼンテーション

 
 

表彰式

 
 

グランプリチーム

 
 

グランプリ作品

 
 

集合写真

 
 


 
大阪府生菓子青年クラブ
食育事業部 田中 俊之

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